米国時間5月2日に、Microsoft社はニューヨークで新製品発表会を開催しました。発表会は「Learn what’s next」をテーマとし、Surface Laptopの発表とともに、Windows 10 Sを発表しました。それで、本文はそのWindows 10 Sについてご紹介します。
Windows 10 Sとは?
Windows 10 Sは Microsoftの新しい学校用軽量型オペレーティングシステムです。Win10 SはWin10のグレードアップ版ではなく、その簡易版です。そのうちのSは「セキュリティ、シンプルさ、スピード、ソウル魂」を示していると言われます。
なぜ軽量ですか?
必要のない機能やプログラムを省いたのは原因となります。Microsoftによりますと、起動に関してWindows 10 Proと比較して、Windows 10 Sは10秒ほど高速になっています。また、機動性も通常のバージョンよりも高くなります。
Windows 10 S を搭載するラップトップ
現在、Dell、HP、Acer、東芝、ASUS、富士通のラップトップはWindows 10 S をサポートしています。販売価格は189 ドルからです。
プログラムのインストール方法
Windows 10 SはUWPアプリケーションとx86アプリケーションをサポートしています。でも、全てのアプリケーションはWindows Storeからダウンロードしなければなりません。他のサイトからダウンロードする場合、「Windows Storeからダウンロードしてください」というメッセージが表示されます。
ユーザに利便性を与えるために、Windows 10 Sには、無料で使用できるOffice 365教育版をプリインストールします。また、完全版のOfficeはWindows Storeに追加されます。開発者達は、自分のアプリケーションをWindows Storeに提出することができます。
更に、Windows 10 Sをプリインストールしている全てのデバイスは「マインクラフト(教育版)」の年間ライセンスを無料で提供します。
ターゲットユーザ?
学校市場をターゲットにします。Windows 10 S には学校向けの「Setup School PC 」という機能が搭載されています。構成情報をUSBに保存し、PCに挿入すると、システムは自動的に全体の構成過程を完成します。30個のUSBを使えば、1日に600台のパソコンを構成できると言われます。
Windows 10 SとWindows 10 Home/Proの違い
Windows 10 SとWindows 10 Home/Proの機能上の違いは下図をご参照ください。
Windows 10 Sの価格は?
無料です。Windows 10 S はデバイスにプリインストールされ、又は学校の技術エージェントが使用するベンダーを通してインストールされます。
Windows 10 S をWindows 10 Proにアップグレードしたい場合、ユーザが学校関係者(学生や教師など)であれば、無料でできます。学校関係者ではなければ、49ドルが必要です。ただしtech specsページには今年末までアップグレードは無料だと書かれています。
いつ発売?
Windows 10 S を搭載しているラップトップは今年の夏から販売を開始する予定です。
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