リモートデスクトップとは、手元のパソコンからネットワークで接続される他のパソコンを遠隔操作することができる技術の総称です。パソコン遠隔操作ソフトやリモートコントロールソフトという呼び名もあります。離れた場所にいるユーザーのデスクトップを操作してトラブルの原因を取り除いてあげたり、ディスプレイのないパソコンを操作したりと、直接操作できない場合にとても便利な機能です。

Windowsには標準でリモートデスクトップ機能が実装されていますが、使用できるようにするまでは結構設定が大変です。それに、相手側のOSも限定されています。そこで、便利で使いやすい無料のリモートデスクトップソフトを紹介します。

もし相手のリモート操作を録画して後で見る必要がありましたら、「フリーオンラインスクリーン録画ツール」というインストール不要なウェブサービスをお薦めします。このソフトに関する詳しいことは下記の動画をご覧下さい。

オススメのリモートデスクトップソフト4選

1

TeamViewer

開発が始まって以来、世界200ヶ国以上で1億人以上のユーザーが利用しているかなり有名なリモートデスクトップアプリです。Windows / Mac OS / Linux と Android / iOS / Windows Phone / Windows 8 RT などのモバイル用OSで幅広く使用できます。

特徴としては、他のマシンを操作できるのはもちろん、自分のマシンを相手に表示することができるため、お互いの画面を見ながらトラブルシューティングを行ったり、操作方法をレクチャーするような使い方も可能です。通信時にはチャット、音声通話やビデオチャット、ホワイトボード、ファイル送受信などの機能を備えています。そして、これらは暗号化もされているため通信を傍受されることもありません。個人利用に限り無料で使用することができ、しかも難しい操作もないので、かなり優秀なリモートデスクトップフリーソフトです。

TeamViewer

2

Chromeリモートデスクトップ

Chromeリモートデスクトップは、特定のパソコンを別のパソコンやデバイスから操作するためのリモートデスクトップ環境を構築するソフトウェアです。Google Chromeの拡張機能 (Windows、Mac OS X、Linux) と、Android、iOS向けに提供されています。操作する側とされる側には、Chromeリモートデスクトップをインストールしておく必要がありま。操作される側では接続を許可するための12桁パスコードを生成し、操作する側でパスコードを入力すると、操作する側のディスプレイ上にされる側の画面が表示されて、さまざまな操作ができます。

Android版とiOS版のリモートデスクトップアプリも提供されており、端末からもWindows、Mac、Linuxをリモート接続して操作できます。

Chromeリモートデスクトップ

3

AnyDesk

手軽に利用できる高速リモートデスクトップソフトです。パソコンごとに設定される 「AnyDesk アドレス」という英数字を入力するだけで、離れた場所にあるパソコンを遠隔操作できるようにしてくれます。ホスト側/クライアント側ともにインストールは不要。共通の実行ファイル(AnyDesk.exe)を起動するだけで使いはじめることができ(インストールして利用することも可能)、外出先で借りたパソコンなどでも利用できる。非常にシンプルなインターフェースと遅延の少ない描画処理が最大の特徴。現在、対応OSは上記の二つのソフトほど多くはなくて、Windows XP/7/8/8.1のみです。windows10の対応は見込みでしょう。

AnyDesk

4

Ultra VNC

Ultra VNCは、離れたPCから遠隔操作が可能なパソコン遠隔操作フリーソフトです。Ultraのリリースは2009年ですが、おそらく最も古い歴史の有る高機能なリモートソフトです。Windows 98/Me/2000/XP/2003/Vista/7/8に対応し、作者のWebサイトからダウンロードできます。それに、相手のOSがWindowsである必要はありません。MacやLinuxにインストールされている他のVNCサーバーとの通信・遠隔操作も可能です。

Ultra VNC

メモ:

以上は今回紹介したい4つのパソコン遠隔操作ソフトです。それぞれは無料であり、操作も難しくはありません。初心者におすすめします。また、操作される側の画面キャプチャをしたい方には、「リモートデスクトップ録画に最適な方法」という記事をご参照してください。

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